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トイレの話:「さんかく」と「まる」
2019 / 06 / 11 ( Tue )
シジミは先日7才になりました。いつのまにか年齢としてはシニア犬の仲間入りです。
そういえば、前より眠る時間も長くなってきたし、夜も以前より早い時間に熟睡するようになりました。
それでも、起きているときはいつもと同じ元気いっぱいにしっぽを振って、家族をたくさん笑わしてくれています。
最近は、じょうぶな布で作った恐竜のオモチャが大のお気に入りで、皆に見せびらかしています(笑)。

今回はトイレの大小の区別、という話を書きます。
盲導犬のトイレは、ふだんは「ワンツー」という隠語を使います。
ワンはオシッコ、ツーはウンチのことです。
たぶん盲導犬は公共の場所に出入りすることが多いので、そういう隠語を使っているのだと思います。

以前ある人から、
「目が見えなくて、犬のトイレの大小の区別はどうやってわかるのですか?」と聞かれたことがあります。

屋外でトイレをさせるとき、トイレ用の袋を装着している場合はすべて袋の中にしてくれるので良いのですが、庭や屋外の植え込みなどで袋をつけていないときには、トイレの大小を見極める必要があります。ウンチのときは、落ちている場所を手探りで確認して拾う必要があるからです。「手探り」と言っても、もちろんその前に手にはうすいビニール袋をはめて手探りし、落とし物に触れたら袋を裏返して収納するのです。

シジミはメスなのでどちらのトイレもしゃがむ姿勢になり、大小の姿勢に大きな違いはありません。
一頭目の盲導犬スースーがきたてのころは、その違いを知るためにじっと耳をすませて「シャー」と音がしたらオシッコ、匂いがしたらウンチ、という風に聴覚や嗅覚にたよっていましたがそれでもよくわからないこともありました。

でも今では、私はシジミが立ち止まってトイレの姿勢に入ったとき、背中をかるくサッとなでればトイレの大小がわかるようになりました。
見えている人にとっては、トイレの大小の区別なんてそれこそ一目瞭然なので、こんなことを考えたこともないかも知れません(笑)。

トイレの体勢に入ったシジミの背中をサッとなでおろしたとき、それが「さんかく」のいめーじならオシッコ、「まる」のイメージならウンチ、というのが私の区別の方法です。
私は手で背中にふれたときのイメージの違いで区別しているのです。

オシッコのとき、シジミは背中をまっすぐにしたまましゃがみます。なので背中のラインは頭からしっぽにかけてななめのまっすぐなラインになります。そのときのシジミの姿はわたしにとっては「さんかく」のイメージです。
一方ウンチのときはしじみは背中を少しまるめてしゃがみます。なので背中のラインは曲線を描いています。その姿は私にとって「まる」のイメージなのです。
この背中の「さんかく」と「まる」のラインの違いに気づいてからは、背中を軽くさわれば大小の区別がはっきりつくようになりました。
まあ、ごくたまにどっちか微妙、というポーズのこともありますけれど(笑)。

これを応用して、歩行中にシジミが便意を催した時、それをだいたい察知できるようにもなりました。
シジミがトイレに行きたくなった時は、歩行がなんとなく不自然で重たくなってきます。普通にリラックスして歩いているときには軽々と自然に歩くのでそれがわかります。
そんな時、私はシジミの背中に軽くふれます。そのときに背中が少し丸まっていたら、それは便意を催しているサインなので、歩行を止めてトイレをさせます。
シジミのトイレのリズムはだいたい把握しているので、たいていは事前にトイレをさせて歩いていますが、生理現象なので急にトイレに行きたくなることもたまにあります。これは人間も同じですね(笑)。
歩行中にトイレをさせるときは、ハーネスをはずし、歩いている道から少しそれて、植え込みや駐車場などでトイレ用の袋を装着してさせます。

それでも「タイミング的に今はトイレは大丈夫」などと勝手に思い込んでシジミの身体から伝わってくるサインに気づけないでいると失敗してしまうこともまれにあります。
これはユーザーとしての私の判断が甘かったわけですが、こういう時は自分の感覚で気づけるはずの情報を、頭で考えた理屈で「今はトイレをもよおす可能性は低いはず」なんて考えてしまっている結果なのです。
感覚の情報より頭で考えたことを優先してしまう、というのは人間の悪いクセですね(笑)。

そこであるとき私はシジミに、
「仕事中にどうしてもトイレに行きたくなったら立ち止まって教えて」
と頼んでみました(笑)。
もちろん犬に言語は理解できませんが、言わんとしていることはけっこう伝わるものだ、と考えているからです。

そうしているうちに、シジミはトイレのサインを自分から伝えてくれるようになりました。
一つの方法は、歩行中に歩いている進行方向のラインからスッと左側にはずれるしぐさです。これはおそらく、私がシジミの歩行中にトイレをさせるときに道からはずれてからトイレをさせる、ということから、シジミが「道からはずれる=トイレ」という関連付けを学習して、逆に「歩行のラインからはずれる」というサインで「トイレに行きたい」ということをシンボリックに伝えるようになったのだと思います。このサインをしたときにトイレをさせるとたいていオシッコかウンチをします。
もう一つは、どうしてもウンチが出たくなってしまった時に立ち止まって動こうとしなくなる、というサインです。この場合、通常は「ノー、カム!」と指示すれば歩きだすのにかたくなに足を踏んばります。これは、私が「トイレをどうしてもしたくなったら止まって教えて」と何度か伝えた意味を言語の内容ではなく私の言葉のトーンや雰囲気から理解したのではないかと思っています。この場合もその場でトイレをさせればまずウンチをします。

こういうイレギュラーなトイレのサインはふだんの歩行でそうそうあるものではないですが、子供が小さいときに、お店などでちゃんとトイレに行かせていたつもりでも、歩いていて急に「トイレ行きたい」と言い出すのと似ていると思います。
犬はもちろん言葉を話すことができないので、こういうボディランゲージで伝えてくるのだと思います。
私はシジミのボディランゲージを目で見ることはできませんが、ハーネスやリードごしに伝えてくる「シジミのことば」をもっとわかるようになりたい、と思っています。


最近読んだ本:
『図書館戦争シリーズ』有川 浩著
『黒猫シャーロック 緋色の肉球』泉 弐式著
『モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん 修復家祝い希久子の仕事』岩井希久子著
『バウルの歌を探しに バングラデシュの喧騒にまぎれた彷徨の記録』川内有緒著
『バスクと私』長尾智子著

最近聴いた音楽:
『ウルトラ』ボノボス
『ハイパー・フォーク』ボノボス
『アモローソ』ジョアン・ジルベルト
『シングス』アンジェリーク・キジョー
『リメイン・イン・ライト』アンジェリーク・キジョー
『TARKHIS』N'DONG LO
『MACHENA』BOKA MARIMBA
『IMPRESSIONS ON CHOPIN』LESZEK MOZDJER
『ソロ・ピアノ』ポール・ブレイ
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「ハイ、キュー!」
2019 / 03 / 29 ( Fri )
朝、私が目をさまして起き上がると、その様子をうかがっていたシジミも起き上がって私のそばにやってきます。
「シジミ、おはよう!」
私が声をかけると、シジミは頭を下に向けたと思ったらドタッと仰向けになり、四本の足をバタバタさせるのでした。
得意の「ゴキブリのポーズ」をしながら
「おなかをなでて」
と言っているのです(笑)。
私がお腹をなでると、振られたしっぽが畳を「ザッ、ザッ、ザッ」とこする音も速くなります。
しばらくおなかをなでてから、
「シジミ、そろそろ下に行くよ」
と声をかけたら、シジミはいったん起き上がりそうになったのに、そのまま今度は逆にゴロンところがってまた足をバタバタさせるのでした。
「コラ、いいかげんにしろ(笑)」
と私に言われると、シジミは今度こそ起き上がって「おもしろかったね!」とばかりに私を見上げてブンブンしっぽを振るのでした(笑)。

シジミの最近のお気に入りのオモチャは、くわえると「キュー」と音が出るものです。
「シジミ、それ、キューって音がしておもしろいね~」
と言うとしっぽを振って得意そうに「キュー!」と音をさせるのでした。

先日のある晩、家族が話題になっていた「筋肉体操」という番組の動画を流して体操をしていました。その体操は5分くらいで終わってけっこう運動になるのだそうです。
その体操では先生が腹筋を鍛えるのに、
「おなかに力を入れて、はい、キュー!」
と声をかけるのでした。
リビングからは先生の「ハイ、キュー!」という号令が聴こえていました。

と、その時、いきなりリビングから爆笑する声が聞こえてきました。
私はなにごとが起こったのだろう、とリビングにかけつけました。
すると、そこにはまだ笑い続けている家族の中に、うれしそうにオモチャをくわえたシジみが、
「キュー!キュー!」
とオモチャを鳴らしていたのでした(笑)。
どうやらシジミは、見なが何か楽しそうにしていることに参加しようと思って、体操の先生の「ハイ、キュー!」という音声に合わせて、
自分もオモチャで「キュー!」と音を出して参加しようとしたらしいです。

シジミは、もう笑い過ぎて体操どころではなくなった家族の間で、オモチャをくわえてうれしそうにしっぽを振っているのでした(笑)。

最近読んだ本:
『ブラインド・マッサージ エクスリブリス』畢 飛宇著
『ジョセフ・コーネル 箱の中のユートピア』デボラ・ソロモン著
『暇と退屈の倫理学』國分功一郎著
『あるがままに自閉症です』東田直樹著
『国境のない生き方 私を作った本と旅』ヤマザキマリ著
『アイルランド 人・酒・音』守安 功著
『エミリ・ディキンスン家のネズミ』エリザベス・スパイヤーズ著

最近聴いた音楽:
『フレッシュ』高田 漣
『コーヒー・ブルース~高田を歌う』高田 漣
『ザ・グローミング3』ザ・グローミング
『フォーエバー・ヤング』レジー・ヤング
『魔法の島』ボーチェス8
『コンサート・バイ・ザ・シー』エロール・ガーナー
『ソロ』ニルス・フラーム
『ビッグ・サン』シャソル
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シジミのドッグヨガ
2018 / 12 / 21 ( Fri )
先日、ラジオを聞いていたら、視覚障害者のためのヨガ教室が番組で紹介されていました。
その中で身体をリラックスさせるポーズの一つとして、「ゴキブリのポーズ」というのをやっていました。
このポーズは、あおむけになって、手足を持ち上げて力を抜いてバタバタと動かす、というものです。
それを聞いていた私は、
「これって・・・シジミがいつもやっているポーズなのでは?」
と思いました(笑)。

シジミは、仕事から帰ってハーネスをはずすと、いつもそそくさと家の中の決まった場所に行ってはあおむけにひっくり返って足をバタバタさせています(笑)。
このように、犬がお腹を見せてひっくり返るしぐさは「自分が相手を警戒していない」ことを表す行動として知られていますが、シジミのこのポーズは誰も見ていない場所で一人でやっているので、そういう意味のものではないようです。
初めは誰もいないところで何をやっているのだろう、と思っていたのですが、しばらくしてこれはシジミなりのリラックス法なのだと思うようになりました。
でもこれがヨガのポーズだったとは知りませんでした(笑)。
たぶんシジミは、前からやっていたお腹を見せてひっくり返るポーズをやるうちに、これが仕事で緊張した身体をリラックスさせるのにも役に立つことに気づいたのだと思います。

そういえば一頭目の盲導犬スースーは、シジミほどにはあおむけになってひっくり返ることはありませんでした。
ただし、大好きな「皮膚に刺さない鍼のケア」をやってもらうときだけは、背中のツボに鍼を当てるたびに「ウーン」と気持ち良さそうな声を出してあおむけにひっくり返っていましたけれど(笑)。

シジミは朝起きた時にも良くあおむけにひっくり返ります。
私が朝起きて、寝ていた部屋から出ようとすると、私の目の前でひっくり返って足をバタバタさせるのです。
まあこの場合はリラックス法といよりは「お腹をなでて」と甘えているようですけれど^^。

今朝も、シジミがしっぽを振って「おはよう!」とあいさつしてきたので、こちらも頭と背中をなでて「おはよう!」とあいさつを返したら、いきなり「ドタッ」とひっくり返って四本の足としっぽを盛大に振り回していました。
思い切りバタバタしている脚のキックをかわしながらお腹をなでてあげると、シジミはさらに盛り上がって振り回す足としっぽの速度がいっそう速くなるのでした(笑)。

「シジミ、そろそろ下に降りようか」
と私が声をかけると、シジミはパッと起き上がって私のまわりをグルっとひとまわりしてから私の顔をひとなめしたのでした。

もし、この「ゴキブリのポーズ」が盲導犬の仕事の後のリラックスに良いのなら、毎年やっている「パピィのためのボディワーク教室」に行ったとき、集まったパピィたちにシジミからこのポーズを教えてもらえたら良いのに、と思います(笑)。

先生役のシジミが、あおむけにひっくり返って足をバタバタさせるのに合わせて、集まった何頭もの盲導犬候補のパピィたちがいっせいにひっくり返って足をバタバタさせていたら、その情景はきっとすごくかわいいのではないかと思います(笑)。


最近読んだ本:
『エレンディラ』ガルシア・マルケス著
『シャーマニズム(上)』ミルチャ・エリアーデ著
『中動態の世界』國分功一郎著
『サウンド・エデュケーション』r・マリー・シェーファー著
『チェコの十にか月 おとぎの国に暮らす』出久根 育著
『おおやさんはねこ』三木 卓・作 荻 太郎・画
『へんなインコと暮らしています。』かたやまともこ漫画
『大鷲の誓い デルフィニア戦記外伝』茅田砂胡著

最近聴いた音楽:
『1』ザ・ビートルズ
『トラブル・イン・パラダイス』ランディ・ニューマン
『アルマ』エグベルト・ディスモンチ
『イン・ハイランド』ジェームズ・ゴールウェイ、チーフタンズ
『キリン・ライブ』渡辺香津美、村上秀一、矢野顕子ほか
『ソフト・ランディング』矢野顕子
『soar』セコウ・ケイタ、カトリン・フィンチ
『CLYCHAU DIBON』セコウ・ケイタ、カトリン・フィンチ
『スーパーナチュラル』サンタナ
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『プシュコポンポ』と月にいるスースー
2018 / 11 / 22 ( Thu )
先日、イヌについてのおもしろい本を読みました。
『ある女の子のための犬のお話し』ダーチャ・マライニ著 望月紀子訳 さかたきよこ画 未来社
という本です。
著者はイタリアの劇作家で、この本は著者がある女の子に向けて自分がこれまでに飼っていた犬や旅先などで出会ったりした犬や動物たちについて語る、という形式で書かれています。
子どもに向けた話といっても、動物好きならではの温かくも冷静な視線でとらえられた犬や動物にまつわるかわいい話もつらい話もそこに甘さはなく、動物と人間の不思議な結びつきや、犬や動物たちが見せる純粋な感情や、動物に対する人間の身勝手さなどがリアルに描かれています。
特に著者が犬の眼の表情をよく読み取っているところが良いな、と思いました。

当たり前ですが、私はパートナー犬たちの眼の表情を観たことがありません。
もちろんユーザーの私と盲導犬たちは、最初からお互いアイコンタクトなしでずっと意思疎通をしているので、頭の動きやなめ方、しっぽの振り具合、前脚や後脚のしぐさなどで犬がどういう気分なのかはだいたいわかりますし、犬にとっても私の声の表情や顔の表情から私の感情を読み取っているのだと思います。
それでも、中途視覚障害でかつて見えていた記憶がある私は、つぶらなかわいい犬たちの眼を見つめることができないことに思い当たるとき、どうしてもかなわないものに対するあこがれのような痛みが、ほんの一瞬胸にひらめくのを感じるのでした(笑)。

さて、この本の中に、
「プシュコポンポ」
というちょっとかわいい語感の不思議な言葉が出てきます。
この言葉は、プシュケ(魂)とポンペイア(導く)という二つの言葉から派生した言葉で、「魂を導くもの」という意味なのだそうです。

イタリアには、犬は生を終えるとみな月に行く、という言い伝えがあるそうです。
そして、犬は生を終えた人の魂を導く「プシュコポンポ」でもあるのだとか。

あの世に旅立った犬たちがみんな月に集まっているのだとしたら、その中には二年半前に旅立ったスースーもいるのでしょうか。
だとしたら、ほかの犬たちと遊び疲れたスースーが、月の砂の上に寝そべって、前脚の上に顔をのせて、暗闇の中に浮かんでいる青い星をじっと眺めながら私とシジミのことを思っているかも知れません(笑)。
その情景は、もの悲しいながらもちょっときれいなイメージだな、と思います。

私はそうした言い伝えにはなじみがないせいか、「月=冥界」というイメージはありませんが、いつしか自分の旅立ちの際には、先に旅立った盲導犬たちが「お迎え」に来てくれたらいいな、と思っています(笑)。
落伍の『死神』みたいに、気がついたら、枕元に不気味な死神がすわっているのはお断りですが(笑)、かつてのパートナーたちが「プシュコポンポ」になってしっぽを振りながら枕元にやってきて、「さあ行こうよ!」と言ってくれるのならいいな、と私は思います。
そして身体から自由になった私が、かつては一度も見ることのなかったパートナーたちの顔を初めて見ることができて、私の顔を見つめる犬たちの眼とやっと見つめ合うことができるとしたら、きっとすごく幸せな気持になって、何も怖くなくなって犬たちとどこか遠くの光に向って歩いて行けるだろうと思うのでした(笑)。


最近読んだ本:
『ある女の子のための犬のお話』ダーチャ・マライニ著
『誘拐犯はカラスが知っている 天才動物行動学者 白井旗男』浅暮三文著
『異国トーキョー漂流記』高野秀行著
『ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち』三上 延著

最近聴いた音楽:
『ストラビンスキー:春の祭典』ファジル・サイ
『ブラック・アース』ファジル・サイ
『モーツァルト:ピアノソナタ集』グレン・グールド
『テンペスト』ボブ・ディラン
『コンプリート・コブラ・セッションズ』オーティス・ラッシュ
『楕円の夢』寺尾紗穂
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タオルケット日和
2018 / 11 / 03 ( Sat )
ひどく暑かった夏もいつのまにか終わり、少し肌寒い気候になってきました。
季節が変わっても、シジミは相変わらず元気にしっぽを振りながら家の中をグルグル歩き回っています(笑)。
なので、シジミがいるところからは、たいていしっぽが壁や床をたたく「ポン、ポン、ポン!」という音が聞こえて来ます。
「シジミ、タイコみたいだね(笑)。
家族が話しかけると、タイコのリズムはさらに速くなるのでした(笑)。

今みたいにちょっと寒くなってくると、シジミはお気に入りのタオルケットをほしがります。
シジミのケージの上の大きな箱には、フードをはじめシジミの身の回りのものが入っています。
シジミは、伸びあがって前脚をケージのへりにかけて、ほしいものをねだります。
「シジミ、何がほしいの?ボール?それともボーンのオモチャ?」
いつもは大喜びするお気に入りのボールやオモチャを見せてもシジミは反応しません。
「じゃあ、もしかしてこれかな?」
私がシジミお気に入りのフワフワのタオルケットをかかげると、とたんにシジミはピョンピョンと反応しました(笑)。

ゲットしたタオルケットをくわえたシジミは、うれしそうに歩き回ります。
そして、お気に入りの場所にタオルケットを敷いては、その上で幸せそうな顔をして横になるのでした。
シジミがタオルケットを敷くのは、たいていリビングの真ん中とか洗面所のドアの前とか、家族がよく通る場所です。
このあたりは、人が通る場所には決して横にならなかったスースーとは全然違います(笑)。
「シジミ、そこはジャマだよ!ふんじゃうよ!(笑)。」
そんなことを言われても、シジミはそこからびくとも動こうとしません^^;。
たぶんシジミはそんな風にみんなにかまわれるのが好きなのだと思います。

タオルケットの上で眠るのにあきると、しじみはタオルケットをくわえて私のところへやってきます。
そしてタオルケットをグイグイ押しつけて、
「ねえ、遊ぼうよ♪」
と言って来ます。
「今、パソコンの作業中だからだめ。」
私が一緒に遊んでくれそうにないとわかると、シジミは私の足元にタオルケットを敷いてそのうえで丸くなります。
しばらくは「スー、スー・・・」というかわいい寝息が聞こえていますが、やがてまた起き上がって私にタオルケットを押し付けてきます(笑)。
ついに私が根負けして、
「わかったよ、じゃあ遊ぼうか!」
と言って立ち上がると、私はシジミのタオルケットを奪い取ります。
 
そして、ちょっと距離を置いてから、シジミに向かってタオルケットをヒラヒラさせます。
するとシジミはまるで闘牛みたいに身体をかがめ、一瞬間をおいてからタオルケットに向かって突進してきます。
これはシジミのお気に入りのゲームなのです。
。私はシジミの姿は見えないけれど、シジミが突進する寸前にギュッと気をつめるのを、まわりの空気が張り詰めることで感じます。
次の瞬間、シジミがタオルケットにとびかかると同時に私がタオルケットをひるがえします。
結果は、勝ったり負けたりのいい勝負です^^。
シジミが空振りして、私の横をすり抜けるときもあれば、私の動きが一瞬遅れてシジミがしっかりタオルケットをくわえるのに成功することもあります。
それにあきると、私がタオルケットを後ろ手に持ってベッドのまわりをグルグル回り、それをシジミが追いかける「追いかけっこ」になります。
これは、何周も回るうちに私が疲れてしまい、ついにはシジミにつかまってしまいます。
「つかまえた~!」
タオルケットをくわえたシジミは、得意そうにしっぽを水平にブンブン振っています。

そして、遊び疲れた私がゆかにあぐらをかいていると、シジミがやってきて、前脚でひざをたたいて、
「ここに寝るからもっと場所を開けて」
と言ってきます。
私が場所を開けると、ゆっくり私のひざの上に頭と前脚をのせて寝そべります。
そして、私をタオルケットがわりにして気持よさそうに眠り始めるのでした(笑)。


最近読んだ本:
『ある女の子のための犬のお話』ダーチャ・マライニ著
『書店猫ハムレットの跳躍』アリ・ブランドン著
『ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち』三上 延著
『アノニム』原田マハ著

最近聴いた音楽:
『アローン・アット・モントルー・ライブ』レイ・ブライアント
『スターダスト』ライオネル・ハンプトン・オールスターズ
『デューク・エリントン・アット・ザ・ピアノ』デューク・エリントン
『キー・オブ・ライフ』スティービー・ワンダー
『qp』青葉市子
『ビジネス・アズ・ユージュアル』メン・アット・ワーク

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